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by neo_logic
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【映画評】 ナルニア国物語 第一章 ライオンと魔女 2006年アメリカ/ 140分/ カラー
えーと、見ましたよ。ナルニア。
ええ、一人で見たともさ。
いいもーん。映画は一人で見るほうが面白いんだもーん。
しくしく。愚痴、以上。

さて、だ。

正直ね。怖かったんですよ。駄作になる可能性ありだと思ってた。
なぜか。古い童話だからです。原作が。

指輪物語は、映画化しやすいと思うんですよね。解釈がいくとおりにもできるし、
あれは歴史だから。三国志やトロイを映画化するのと変わらないと思ってました。
ハリーポッターも映画化しやすいと思う。あれは完全に原作が普及してたから。
新しいのは作りやすい。感覚が近いですしね。

ナルニアはね、違うんです。歴史じゃなくて童話なんですよ。しかも古い。
どんなに勇ましいアスランが出てこようが、どんなにお涙頂戴な兄弟の絆があろうが、

「子供向けだね」
「もう古いよ」

この二言相手に太刀打ちできないカモ・・・と思ってたんですよ。
いや、原作は傑作なんですが、冒険シーンも戦争シーンも地味なのですよ。
子供だましではないですが、子供向けなんです。
ハリウッドは大人が見ないと興行として失敗。
どうすんだべなー・・・・・・

結 論
そんなことより、猛烈に魔女が格好いいですよ??


誰ですかこのヒト? ハリウッドはまだこんな名優を抱えてたんですか??
ってーか・・・

げげっ! 
コンスタンチンのガブリエル!!
ティルダ・スウィントンだあっ!!


なんだこの問答無用な美しさは。これで46歳ですか?
ミス・ユニバースが裸足で逃げますよ?

いやー、驚愕。
「ターミネーター2」のターミネーターか、
「ジャイアントロボ」のアルベルトか、
「バイオハザード」のアリスか、
いや、その上行ってるよ。この怖さ。この強さ。

透徹した悪魔。
一切の飾り気がない恐怖の具現化。
無色の虚空を統べる、輝く水晶の女王。

強くて、強いのが、強いから、強い。

これは勝てない。勝てないが、しかしそれでも主人公とアスランが勝つから面白い。
なんてわかった作りなんだ。

ところで。ハリウッドの戦闘効果にはいくつかの「お約束」があります。
たとえば、斧とナタは、ジェイソン以外の体格がいい奴が持つと負ける、とか。
弓は、射手の顔がアップにならないと当たらない、とか。
無駄に刀や槍を回転させると負ける、とか、そういうのです。
まあ、戦いを余興的に見せるための手法ね。間違ってるけど、面白くなる手段。

で、その中に、
「戦列に火線が張られると、迂回もしくは火線のために対応をしないと突破できない」
というお約束があるのですよ。実際に見ればわかるのですが、炎は面的に燃えない限り、逃げる必要はあまりないのです。でも、映画だと中央からは抜けられないことになってるのね。ラストサムライなんかでもそうなってる。これはまあ、火が画面に映えるから、効果的に使いたくなるためでしょう。

しかして。ナルニアにも魔術で火線が張られて魔女が阻まれるシーンがあるのですが。

このヒト、理屈抜き0.2秒で突破しました。中央から。

このシーンはガンダルフがバルログのハンマーを受け止めるシーンに並んで、
ハリウッドファンタジー屈指の名シーンと認定しました。俺が。
アダムソンさん、あんた偉いよ。よくぞそこを面白くすればいいという事に気がついた。

【評価】
総評 80/100点 (秀作)
脚本、監督        合格点
役者、演出        合格点
ティルダ・スウィントン  最高点        
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by neo_logic | 2006-04-04 23:09 | メディア評
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