セキュリティ系エンジニア。IT技術について書いているふりをしています。
by neo_logic
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【書評】 駿河城御前試合  南條範夫 徳間書店(2005)
よーやく手に入ったので一気に読了。
一日で小説一冊読めたのは久々だ。

駿河城のいかれた殿様が、
太平でつまんねーから真剣勝負やらせようぜ、
というイベントに集まった10組20人の剣士たちは、
いずれも「なんつーか、こう、もうちょっとさあ・・・」
という奴らだったという話。
巷説、寛永の御前試合は、この話が元ネタだったという設定です。

時代小説じゃないです。これ。
SM小説。それ以外のなにものでもありません。
しかもエロはほとんど無し。グロ。ひたすらグロ。
刃物と血と脳漿と臓物が飛び交います。

昔団鬼六の切腹するだけの短編を読んだことが
ありますが、あれは読者をびっくりさせようとしてグロく書いただけ。
あー、気持ち悪がってほしいのね。はいはい。
みたいな気分になるだけでした。

こっちは違います。
真剣で本気。武士道に殉じた生き方をしてるのに、
なぜか幸運に見放された哀しい剣士たちの物語。
はたから見てると大爆笑なんだけどな。

なぜ女をめぐって戦ってるのに、
そのうち女がどうでもよくなって戦うことしか考えなくなるんだ。
いや、往々にして男というのはそういうものだという気もするが。

Kー1や空手を見て、乱暴だとか野蛮とか思う人って
こういう風に見えてるのかもなーと思いました。

しかしなぜスプラッタって笑いが止まらないんだろう。

【評価】
総評 85/100点 (奇作)
残虐度 合格点
悲哀度 及第点
常識度 落第点
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by neo_logic | 2006-07-22 16:21 | メディア評
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