セキュリティ系エンジニア。IT技術について書いているふりをしています。
by neo_logic
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【書評】 探偵になりたい パーネル・ホール ハヤカワ文庫(1989)
「わたし、人殺しがしたいんです」
「そりゃ、だれだって」
「冗談じゃないんです。本気でそう思ってるんです」
「だれだってそう思ってますよ。当然です。ぼくも長いリストをもってます。
 女房を筆頭とする」


軽快な会話と巧みなタイミングで出てくるジョークに富んだ、
妙にリアルなマンハッタンの貧乏探偵を描いた作品。

アメリカのホームコメディをそのまま小説にしたような感じですごく読みやすい。
主人公の心の中の台詞と、実際に喋ってる内容がことごとく正反対なところが笑える。

肝心のトリックやミステリーとしての価値はそれほどでもないが、
殺意を抱くほど愛している妻のアリスや辣腕のドケチ弁護士のリチャードなど、
サイドキャラクターも良くできていて、さらに伏線消化がこれ以上ないほど
絶妙なタイミングで出てくるので、読んでいて飽きない。

個人的な話だが、私はスタンリー・ヘイスティングスのような友人が欲しい。

総評:80点(俊作)
ストーリー:中の中
キャラクター:上の中
テンポ:上の上
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by neo_logic | 2007-07-05 06:40 | メディア評
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