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by neo_logic
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【書評】 砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない 桜庭一樹 2007 富士見書房
桜庭の作品でおそらく最も面白いと思ったのがこの作品だ。

大塚英志がしばしば「少女はいかなる文化を持っているか」を
評論に書いているが、この男性が持つ永遠の疑問について、
女性の側から回答しているように感じた。

恋愛の対象ではない異性というのは不思議な存在である。
接点が少ないからだ。
異性というのは、恋愛の対象にならない限りなかなか深いところまで
理解するのは難しい。これは、こと男性の側から女性に対しての方が
難しいのではないかと思う。

それでも理解しようとすると、これは実在の人物よりもむしろ
本をはじめとする媒介を通じてのほうがしばしば
わかりやすいのではと思う。

少なくとも私にとってこの小説はそうであったし、
この小説に描かれた少女の観点は、
ある程度感性が発達した女性であればかなりが経験してきた
観点だと考えていいんじゃないだろうか、と勝手に想像する。

もちろん実際のところどうかは知らない。
ただ、すくなくとも自分にとってはかなり読む価値があった。

多くの少女を描いた男性作家の作品など、
この作品の前ではかなりかすむ。

評価:90点。
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by neo_logic | 2008-01-16 20:50 | メディア評
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