セキュリティ系エンジニア。IT技術について書いているふりをしています。
by neo_logic
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カテゴリ:メディア評( 37 )
【映画評】 シベリア超特急 1996年/日/100分/カラー
一部のカルト映画好きに、たまらない作品として評判のこの作品。
ずっと見たかったのに見てなかったんですよ。いやー、期待通り。

キル・ビルを超えたぶっ飛び映画を久々に見た。
すげーよ、水野。

「映画って、ほんっとうに難しいですね、作るの」という自覚一切無し。
これを傑作だと思い込めるその天然なセンスがうらやましい。

内容がいかに酷いかは、もう、先達が散々書いているので、
ここではわざわざ触れません。

ただ、パロディ要素満載だったので、30年位前から、
映画を腐るほど見てて、もう映画に何か新しいものも見出すことは絶対にない、
とか思っている人には何かがあるかもしれない。

結局ね、水野さんってたくさん映画見てるわけでしょう。
だから全体を見てると明らかに破綻してるんだけど、
要所要所におっ、と思うところは結構あるわけですよ。
特にヒッチコックとポワロ見てる人には。

逆に言うと、白黒時代のアメリカ映画・ポーランド映画見てないと、
ノリに全くついていけないと思います。
それでもいいし、そこを勉強してから見る価値も無いけどね。

仲間で集まって、朝まで徹夜して映画の話題で盛り上がってる気分。
これはこれで、時間損したとは思わなかった。

もちろん、この映画をいい映画だと言う気はさらさらないが。


【評価】

監督:水野
脚本:水野
演出:水野
得点:水野に敬意を表して0点。
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by neo_logic | 2009-02-15 14:22 | メディア評
【映画評】レッドクリフ Part I/2008年中香日韓台/145分
いまさら見てきた。
やっぱり三国志好きですから。

予想をはるかに上回るド直球。
ジョン・ウーの頭の悪さを余すところなく感じられる、
理屈抜き大作であった。

二部作にする必要のない冗長な内容、
甘婦人の扱いの悪さ、
まぶしくて死ぬ雑兵、
虎の前に主君を放り出す家臣たち、
どうでもいい恋愛シーン、
もうちょっとカメラを引いて欲しいアクション、
など、全く気にならないくらい、勢いで突っ切る潔さが見事である。

とりあえず、「八卦の陣」は「八卦炉の形をした陣」ではありません。

監督:バカ
演出:バカ
脚本:三国志
役者:上手い
評価:75点

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by neo_logic | 2009-01-04 12:31 | メディア評
【映画評】 黒帯 KURO-OBI (2007年/日/90分)
モントリオール映画祭に出品された、空手をテーマにした作品。
昭和の始めころ、空手を学んでいた二人の男の話。

師匠が死に、黒帯を継ぐのは誰になるか。候補は二人。

一人は師の教え「空手に先手なし」を破り、憲兵隊へ空手を教えて出世していくが、
一人は師の教えを守り、それが原因で大怪我をした上、イカサマ賭博に巻き込まれる。

この対照的な、二人の武道家を描いた作品である。

さて。

実は空手がテーマの映画ってすごく珍しくて、
特に武道としての空手を描いた最高傑作なんて、
ベスト・キッドくらいしかないというのが実情だったりする。

その点、本作では、空手の精神性を中心に描かれていて、
しかも、主演の二人が現役の空手家(しかも相当の大家)で、
本当の空手を見ることができる。

殴られる前に避けるとか、そういうのが無い。
技術も最高峰のものが見られる。なにより速い。

ハイキックよりも中段突きのほうが、はるかに格好いいという、
きわめて珍しいタイプのアクション映画である。

しかし、空手家に対する最大のリスペクトと対照的に、
空手に対するリスペクトがほとんど払われていない。

舞台はどこなのかわからんし、政治的な背景も最初にちょこっと出てくるだけ。
空手の歴史は政治・軍事・地方文化などと密接に関わっているはすなのだが、
実在の有名人は一人も出てこない。一種のファンタジーとなっている。

唯一のリアルさを出しているのが、憲兵隊が空手を採用するというところなのだが、
そんな史実があったとは思えないし、あったとしても、大学か武徳会経由だと思う。
というわけで、この作品、傑作とはいいがたい。あくまでB級。

「空手やアクションはどうでもいい。真の空手家が見たい」
という人にはお勧め。

あ、私個人の評価? 
そんなもん、八木館長と中師範が出てくるだけで、十分に決まってますがな。

【評価】
監督:味がある。
演出:上々。
脚本:わかりやすい話だが、取材は足りない。
空手:これを超えた作品は無いですね。

得点:75点くらい?(八木館長と中師範は100点ですが)

DVD買いましたが、メイキングが本編より数段面白いです。
殺陣師と主演の対談とかがリアルすぎる。

youtubeのリンク(予告編。本編も一部はyoutubeで見られます。)

http://jp.youtube.com/watch?v=v9-vI4HxRmI

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by neo_logic | 2008-11-02 14:13 | メディア評
【映画評】 ハプニング/2008年米
秀作。

内容は典型的なパニックもの。
ある日奇病が発生して人が次々死んでいく。原因不明。
家族を守れ。という、これ以上ないほど典型的なハリウッド。

しかし演出がいい。
ともかく演出がいい。
この監督、とにかく演出がうまい。
映画は演出だZE、と言わんばかりの作りこみ方をしている。

たとえばカメラワーク。
人がビルから飛び降りるのをどう撮影しますか。

引いてビル全体を映すか、飛び降りる本人の目線か。
今まで私が見てきたのはこの二つです。

「ハプニング」では二種類の撮影方法でした。
どちらも、落っこちてくる先の路上にいる人の目線でした。

一つは、ビルを見上げたら、落下した人が迫ってくるというもの。
今一つは、路上を見たら落ちて来た人が跳ねているというもの。

この手法は、遠景や本人視点よりもはるかに臨場感がありました。

遠景だと、衝撃映像と同じです。他人の話です。
落ちる本人目線だと、落ちる人への感情移入が要求されます。
ビルから落ちようと思った人が何人いるでしょうか。

しかしながら、ビルを見上げた人はいくらでもいるわけです。
下を歩いたことがあるだけの人はいくらでもいるのです。

この、普通の人の目線で街を映しておきながら、突如唐突な事態が起こる。
こういう感覚を視聴者に与えるのは演出の手腕なのです。

ハプニングは、徹底して「事件の渦中にある当事者の視点」から
「異常事態」を映しこんだ作品なのです。

奇怪な怪物にスポットを当てたり、
死ぬ直前の人をえんえんドアップに映しこむことはありません。

まずは事件の渦中にある主人公ありきなのです。
「主人公の目から見た事件」が重要であり、
スプラッタをどう派手に見せるか、役者にどう怖がる演技をしてもらうか、
ではありません。

「ハプニング」のシナリオは極めて凡百ですが、
この品質の高い凝った演出が、作品全体の評価を凡百にしていないのです。

パニック映画監督は、この作品を三回見てからコンテを切れ。


あ、ちなみに同日にポニョ見てきました。
駄作です。ハプニングを見ましょう。

総点:82点
脚本:平凡
役者:上の中
演出:最高レベル
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by neo_logic | 2008-08-03 22:50 | メディア評
【書評】 ディエン・ビエン・フー 西島大介 2007 小学館
デフォルメによってベトナム戦争の悲惨さを浮き彫りにするのではなく、
デフォルメによってベトナム戦争を面白く描いてしまった困った作品。

しかもそんな作品なのになんか面白かった。
見た目は対照的だが、シグルイやヘルシングに近いものがある。

評価:80点
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by neo_logic | 2008-02-25 19:42 | メディア評
【映画評】13 ザメッティ/2005仏=グルジア/モノクロ
うげー。

こんな気分悪くなる映画久々に見ました。
なんかフィルム・ノワールを思い出すようなモノクロ映画。
バッド展開にバッドエンド。悲惨すぎ。

主人公の描写の甘さとかいくらなんでも非現実的とか
なかなか突っ込みどころも多いのですが、私は相当引き込まれました。
こういう作品をリアルと感じる性質を持ってるみたいです。

嫌な気分になる映画にはこれまでも出会いました。
ダンサー・イン・ザ・ダークとかザ・フライ2とか。
ただ、それとなんか違うんですよね。
なんつーか「人生ってのはこんなもん」と言われたようでグサッときました。

なんだか、私はこの主人公みたいな一生を送る気がします。
希望や理屈じゃなくて直感として。

夢に出てきそう。やだなぁ。

総評:80点
役者:90点
脚本:75点
雰囲気:75点
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by neo_logic | 2008-02-11 00:40 | メディア評
【書評】アメリカ 非道の大陸 多和田葉子(2007) 青土社
紀行文みたいなフィクション。
アメリカに行ったみたいな気分になれる。

ストーリー皆無。
突っ込みたくなるくらい展開上は何も起こらない。
次の章に入ると全く違う話になっているし。

ただ、肌にアメリカが伝わってくるというか、生々しさが込められている。
文章が上手な人はこういう本を書くのかと感嘆。
目に風景が浮かぶだけでなく、音や匂い、気配まで感じられる、そんな作品。

でも、もうちょっと面白く書いてもいいんじゃないですか?

評価:72点
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by neo_logic | 2008-02-05 21:01 | メディア評
【書評】 砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない 桜庭一樹 2007 富士見書房
桜庭の作品でおそらく最も面白いと思ったのがこの作品だ。

大塚英志がしばしば「少女はいかなる文化を持っているか」を
評論に書いているが、この男性が持つ永遠の疑問について、
女性の側から回答しているように感じた。

恋愛の対象ではない異性というのは不思議な存在である。
接点が少ないからだ。
異性というのは、恋愛の対象にならない限りなかなか深いところまで
理解するのは難しい。これは、こと男性の側から女性に対しての方が
難しいのではないかと思う。

それでも理解しようとすると、これは実在の人物よりもむしろ
本をはじめとする媒介を通じてのほうがしばしば
わかりやすいのではと思う。

少なくとも私にとってこの小説はそうであったし、
この小説に描かれた少女の観点は、
ある程度感性が発達した女性であればかなりが経験してきた
観点だと考えていいんじゃないだろうか、と勝手に想像する。

もちろん実際のところどうかは知らない。
ただ、すくなくとも自分にとってはかなり読む価値があった。

多くの少女を描いた男性作家の作品など、
この作品の前ではかなりかすむ。

評価:90点。
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by neo_logic | 2008-01-16 20:50 | メディア評
【書評】 赤朽葉家の伝説 桜庭一樹 2006. 東京創元社
桜庭の作品は一貫して浅い。
また、唐突である。

これはデビュー作のゲームからずーっと
私が思っていることだが、この作者、とかく浅い。

扱っているテーマはいいのだが、どうしても
作者の底の浅さが露呈してしまう。

この作品も、昭和から平成にかけての描写が勝負どころなのだが、
どうしても踏み込みが甘く見えてしまう。
けれんが足りないのである。
また、なぜか超能力や超常現象的な設定を
安易に使ってしまうという悪癖もある。

このテーマならもっともっと奇怪な作品に仕上げて欲しかった。
もしくは人物の描写に深くえぐり込んで欲しかった。

こういう感想を持つので、次はどうだ、
という期待をいつも持って読んでしまう。
そしていつも、惜しい、と思ってしまう。

この作家が好きだからなおのことである。

総評:75点(俊作)
舞台:上の中
人物:中の中
展開:上の下
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by neo_logic | 2008-01-15 21:41 | メディア評
【映画評】 エイリアンズVSプレデター2/2007年米/100分/
キシャー
キシャー
ドカーン
うわー

評価:45点。
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by neo_logic | 2008-01-04 22:39 | メディア評