セキュリティ系エンジニア。IT技術について書いているふりをしています。
by neo_logic
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トム・ヤム・クン 2005年タイ/ 110分/ トニー・ジャー
「マッハ!!!!!」で、全世界を驚かせた爽快なムエタイアクションの再来。

トニージャーは「象はどこだ!」以外の台詞をほとんど喋らない。そんなに演技が下手なのか(笑)。

やっぱりアクションはすごいです。でも、動きがすごいっていう理由だけで持っていけるのは今回までですね。今後、トニー・ジャーをジェット・リーの領域まで高めるには、もっと多様な話に通用する役者に育てなければならない。今回は今回でいいのですが、次はどうするんだろう? という感じがしました。

なんか冷めてるのは、やっぱり「マッハ!!!」の衝撃ほどではなかったからか。
本作も面白いんですけどね。

【評価】
総評 75/100点 (蹴作)
ムエタイ  満点
ストーリー 及第点
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# by neo_logic | 2006-05-05 10:40 | メディア評
【書評】 『丁か半か』いやイカサマか 仲田紀夫著 東苑社(1998)
このページ見てる人なら大半が好きそうな数学史の本。
数学は歴史と絡めると面白さが倍増する。

もちろん発達し続ける分野なのだから、論理が完成してしまえば
それ以上は望まれないものではあるが、
天才達がああでもない、こうでもないとひねくりこねくりまわした
数字と論理の世界が、どう展開してきたのかがわかる。

トピックとしては、
ゲルマン人が発達させた統計学、ラテン人が発達させた確率学っていうのが、
民族性を雄弁に表現していて面白い。

社会数学の台頭と失脚の話なんかも楽しい。
使いようによっては猛烈に便利なのに、使いようによっては誰も見向きもしない。
まあ、統計のインチキについて書いた本は死ぬほどあるけどな。

たまに読書でもしてみるかなあ、という数学好きの人にはお勧め。
深い内容ではないので、さらっと読むのがいいと思う。

【評価】
総評 70/100点 (良作)
雑学度 合格点
論理度 及第点
歴史度 及第点

 
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# by neo_logic | 2006-04-25 07:10 | メディア評
プロデューサーズ/2005年米/134 分/ コメディ
バ、バ、バ、バカすぎる……

劇場出てからも笑いで涙がとめどなくあふれ出る映画は久々に見ました。
うーん。えーと、感想なんていいようありませんがな。
あんた人種、宗教、国籍をなんだとおもっとるんですか。

しっかし、これ日本で理解されんのか?
ミュージカルの世界の常識がなくても面白いのか?
元ネタわからなくても笑えんのか?

なんで日本に持ってくる気になったんだろう。
でも後ろの席のねえちゃんと横の席のにいちゃんも笑ってたんだから、
それなりには理解されてんのかな、やっぱ。

【評価】
総評 80/100点 (快作)
社会通念 落第点
公序良俗 落第点
愉快痛快 合格点 
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# by neo_logic | 2006-04-17 00:25 | メディア評
【書評】 報復 J・ホフマン著 ソニーマガジンズ(2004)
強姦された過去を持つ女性が、ロースクールを出て検察官となるが、裁判の被告はその時の犯人。なんとか有罪にしようとするものの、自分の動揺が邪魔をして、さらに被告に有利な証拠ばかりが・・・

うーん。
主人公は格好いいです。
悪役は怖いです。
しかし。
うーん。
やっぱりスカーペッタ・シリーズの二番煎じだよ、これ。

この作品の良質な部分は、むしろ中盤の展開の妙味だと思う。
絶対必勝のはずの主人公が、一瞬で窮地に追い込まれるシーンは迫力。
ラストさえ面白ければそれでいいというのはあまり好きじゃないんだよな。
小説で一番難しいのは中盤の盛り上げ方だ。
伏線ががんがん消化されつつドラマが進むのはかなりの迫力。

あと、強姦の怖さってのは、やっぱ男には完全にはわからんわな。
殺されるのとは別種の恐怖があるんだろうが、
想像はできても直感がついて行かない。
多分、ホフマンはすごく女性的な人なんだろうな。

【評価】
総評 70/100点 (俊作)
キャラクター  合格点
サスペンス   合格点
トリック      及第点 
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# by neo_logic | 2006-04-07 23:53 | メディア評
【映画評】 ナルニア国物語 第一章 ライオンと魔女 2006年アメリカ/ 140分/ カラー
えーと、見ましたよ。ナルニア。
ええ、一人で見たともさ。
いいもーん。映画は一人で見るほうが面白いんだもーん。
しくしく。愚痴、以上。

さて、だ。

正直ね。怖かったんですよ。駄作になる可能性ありだと思ってた。
なぜか。古い童話だからです。原作が。

指輪物語は、映画化しやすいと思うんですよね。解釈がいくとおりにもできるし、
あれは歴史だから。三国志やトロイを映画化するのと変わらないと思ってました。
ハリーポッターも映画化しやすいと思う。あれは完全に原作が普及してたから。
新しいのは作りやすい。感覚が近いですしね。

ナルニアはね、違うんです。歴史じゃなくて童話なんですよ。しかも古い。
どんなに勇ましいアスランが出てこようが、どんなにお涙頂戴な兄弟の絆があろうが、

「子供向けだね」
「もう古いよ」

この二言相手に太刀打ちできないカモ・・・と思ってたんですよ。
いや、原作は傑作なんですが、冒険シーンも戦争シーンも地味なのですよ。
子供だましではないですが、子供向けなんです。
ハリウッドは大人が見ないと興行として失敗。
どうすんだべなー・・・・・・

結 論
そんなことより、猛烈に魔女が格好いいですよ??


誰ですかこのヒト? ハリウッドはまだこんな名優を抱えてたんですか??
ってーか・・・

げげっ! 
コンスタンチンのガブリエル!!
ティルダ・スウィントンだあっ!!


なんだこの問答無用な美しさは。これで46歳ですか?
ミス・ユニバースが裸足で逃げますよ?

いやー、驚愕。
「ターミネーター2」のターミネーターか、
「ジャイアントロボ」のアルベルトか、
「バイオハザード」のアリスか、
いや、その上行ってるよ。この怖さ。この強さ。

透徹した悪魔。
一切の飾り気がない恐怖の具現化。
無色の虚空を統べる、輝く水晶の女王。

強くて、強いのが、強いから、強い。

これは勝てない。勝てないが、しかしそれでも主人公とアスランが勝つから面白い。
なんてわかった作りなんだ。

ところで。ハリウッドの戦闘効果にはいくつかの「お約束」があります。
たとえば、斧とナタは、ジェイソン以外の体格がいい奴が持つと負ける、とか。
弓は、射手の顔がアップにならないと当たらない、とか。
無駄に刀や槍を回転させると負ける、とか、そういうのです。
まあ、戦いを余興的に見せるための手法ね。間違ってるけど、面白くなる手段。

で、その中に、
「戦列に火線が張られると、迂回もしくは火線のために対応をしないと突破できない」
というお約束があるのですよ。実際に見ればわかるのですが、炎は面的に燃えない限り、逃げる必要はあまりないのです。でも、映画だと中央からは抜けられないことになってるのね。ラストサムライなんかでもそうなってる。これはまあ、火が画面に映えるから、効果的に使いたくなるためでしょう。

しかして。ナルニアにも魔術で火線が張られて魔女が阻まれるシーンがあるのですが。

このヒト、理屈抜き0.2秒で突破しました。中央から。

このシーンはガンダルフがバルログのハンマーを受け止めるシーンに並んで、
ハリウッドファンタジー屈指の名シーンと認定しました。俺が。
アダムソンさん、あんた偉いよ。よくぞそこを面白くすればいいという事に気がついた。

【評価】
総評 80/100点 (秀作)
脚本、監督        合格点
役者、演出        合格点
ティルダ・スウィントン  最高点        
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# by neo_logic | 2006-04-04 23:09 | メディア評